履歴書の書き方

第二新卒の退職理由はポジティブ変換を!変換方法と例文5選

転職理由を面接で聞かれた際に、本当の退職理由を伝えてもいいのでしょうか。そんな悩みを抱えている第二新卒の方は多いと思います。

まず第一に面接で嘘を伝えるのは絶対にNG行為です。嘘をついて入社してしまうと入社後に会社からの期待とのギャップで苦労してしまいます。

だからと言って「給料が安いから」「人間関係がしんどいから」「残業時間が多いから」とネガティブな退職理由そのまま伝えてしまうと採用担当者に不満を伝えているだけで、マイナスの印象を与えてしまいます。

ネガティブな退職理由の中に隠れているポジティブな理由を掘り起こして、ポジティブな転職理由に変換をしましょう。

以下でポジティブな転職理由の変換の例文を紹介していきます。

不満の中にはあなたのポジティブな思いが隠れている

先ほども書いたように面接で採用担当者に前の会社に対する不満を伝えてしまうと、印象が悪くなってしまいます。同じ能力の二人から一人を選ばないといけないときに企業は、働くことに前向きな姿勢の人を選びます。

「不満」を抱くということは、あなたが抱いているこうありたいという働き方や労働環境が満たされていないから生まれているのだと思います。

あなたが不満に思っていることを紐解いてみればあなたが仕事に対してどのよううな価値観を持っているが見かえてきます。それに基づいて転職活動を行うと満足のいく結果になるでしょう。

ネガティブな退職理由をポジティブな転職理由に変換例5選

退職理由①「人間関係が悪かったから」

人間関係を転職理由として伝えることは、採用担当者に誤解を与えやすいといわれています。人間関係は、どこの企業に所属しても生まれるので、ただ人間官位に嫌気がさしたことを伝えてしまうと、「また人間関係を原因に辞めてしまうのじゃないか」と採用担当に思われてしまうかもしれません。

しかし、ポジティブに変換をすれば「今後は人間関係のいいところで働きたい」ということであり、さらに紐解けば「周りのメンバーと協力しながら、チームで仕事を進めていける企業で働きたい」という転職理由にたどり着くことが出来ます。

例文:転職理由「人間関係が悪かったから」

「以前の会社は、個人の実績を重視されており、個人で行動をする機会が大半でした。しかい、私は、周りのメンバーと協力をしながらチームとして仕事を進めていき、成果を出したいいう思いが強くなり、転職することを決意しました。」

退職理由②「社風が合わなかった」

企業にはそれぞれ「社風」があります。「ワンマン社長による経営」や「家族経営で内向きな経営方針」などがあなたに合わなくて、転職に踏み切るということもあると思います。

社風が合わないということはあなたには、こんな仕事がしたいキャリアプランが明確にあるということの表れです。

または経営者の理念に沿った仕事の進め方をしたいということかもしれません。

例文:転職理由「社風が合わなかった」

「以前の会社はトップダウンが多い組織で、若手社員の私が変革を求める意見を伝えても聞く耳を持っていただけませんでした。キャリアや経験に関わらず様々な意見が言える環境の中でキャリアアップをしていきたいと思い転職を決意しました。」

退職理由③「給料が少ない・上がらない」

給与面に関して不満を感じるのは、あなたの努力や成果を正当に評価して欲しいという思いからです。

自分がしている仕事に対して自信を持っているからこそ「評価が適切ではない」と言えるのだと思います。または、自分の仕事に対する評価を実感したいという思いから生まれています。

採用担当者に「給与が少なかった」とだけ伝えると「お金のことしか考えてない」とマイナスの印象を与えてしまうので注意しましょう。

例文:転職理由「給与が少ない・上がらない」

「以前の会社は、個人の成果を評価する給与体系ではなかったので、自身の仕事の評価の実感がなくモチベーションを上げることが困難でした。仕事の成果を、公正に評価してくれる企業に努めたいと思い転職を決めました。」

退職理由④:「ノルマがきつすぎる」

日頃の仕事では、数字を求められ続けて、激務の辛さを、つい面接で訴えたくなるかもしれません。しかし、面接官にはあなたの辛さが本当なのかどうか判断するのは難しく、逆に数字に対して怠けているのじゃないのかと印象を与えかねないです。

数字に追われるのが不満に思うのは、「数字に追われるのではなく、お客さまに真摯に対応したい」という思いがあるからではないでしょうか。

ノルマに追われてばかりで、個別のお客さまの対応が疎かになってしまうことが不満に感じる方もいると思います。

どの企業でもノルマは必ずありますので、ノルマの有無ではなく、「顧客のニーズに丁寧に対応する」「顧客一人一人と長期的な関係性を築ける」などの社風の会社であれば、希望に沿った企業になる可能性が高まります。

例文:転職理由「ノルマがきつすぎる」

「以前の会社では日々目標数字を達成することを求められ続けておりました。当然、目標達成することは、営業として必要なことではありますが、お客さま一人一人に対して丁寧な対応ができないことが悩みでした。今後はお客さまのニーズを聞き取り、丁寧に長期的な関係を築けるように仕事がしたいと思い、転職を決意しました。」

退職理由⑤「通勤時間が長い」

いらいろな理由があり、今の会社へ長時間かけて通勤しているという方もいらっしゃると思います。日々の通勤時間の積み重ねが、キャリア全体で見れば大きな無駄な時間の過ごし方になってしまう可能性があります。

通勤時間の長さだけが不満で、他の面では会社に対して満足している場合は、その一点だけで転職を決意することはあまりオススメは出来ません。

しかし、どうしても日々の通勤時間の積み重ねを解消したいや、地元に近いところで勤務し地元に貢献したいという思いから転職を決意することはいいと思います。

例文:転職理由「通勤時間が長い」

「前職では、通勤時間に2時間以上要しており、日々の通勤時間の積み重ねを仕事の時間に割くことで、より自らのスキルアップに繫げたいと思った為、転職を決意しました。」

まとめ

5つの「ネガティブな退職理由」を「ポジティブな転職理由」への変換例を説明しました。

面接で、嘘をつくことは絶対にしてはいけませんが、ネガティブなことを伝えても企業はあなたを採用したいとは思いません。ネガティブな退職理由の深いところに眠っているあなたが本当はこうありたいというポジティブな理由を突き詰めて、転職理由を考えてください。

面接の事前にしっかりとポジティブな理由を掘り起こしが出来ていれば、想定外の急な質問に対しても、自分の考えがしっかりとあるので答えることが出来ます。

ただ転職したいなという浅いものではなく、何故転職したいのかを根本的なところまで突き詰めてください。