転職活動の中で面接選考は必ず突破しないといけない関門です。面接中のマナーが素晴らしかったとしても選考にプラスに働くことはありません。しかし、マナーが正しくないことが、評価において大幅にマイナスになることはあり得ます。
せっかく素晴らしい内容の受け答えが出来ていてもマナーが原因で、残念な結果になるのはもったいなさすぎるので、面接前にしっかりとマナーについて再確認しておきましょう。
今回は、入室と退室のマナーについて説明してまいります。
面接選考の会社の訪問マナー
面接時間の5分前に訪問
面接の為に企業に訪問するときは、指定された面接時間の5分前に到着するようにしましょう。初めて訪問するので、企業の場所がわからなかったり、電車などが遅れるようなことがありますので、時間には余裕をもって行動をしましょう。
面接時間よりも早くついてしまうと、採用担当者は別の業務を行っている可能性があります。ですので、30分前に目的地に着いた際は、周りで時間を潰してから5分前に訪問しましょう。
当たり前ですが、遅刻は絶対にしてはいけません。遅刻をしてしまうと面接開始時点で評価は大きく下がってしまいます。万が一電車の遅延などやむを得ない事情で時間に遅れてしまう際は、お詫びをしたうえで、送れる理由を説明しましょう。
採用担当者の予定次第では、日程を変更することもありますので、時間に間に合わないとわかると速やかに連絡をしましょう。到着すれば誠心誠意謝罪をしましょう。
受付から面接開始までのマナー
訪問先の企業に着いたら入り口でコートを脱いでおきましょう。入り口でコートを脱ぐ時は、ほこり等を先方企業に持ち込まない為裏側を外にして持ちましょう。
受付で面接の為に訪問したことを告げ、担当者へ取り次いでもらいましょう。この時点から面接がはじまっているので、気を抜かずに過ごしましょう。
受付を通された後に控室を案内されることもあります。控室では、きょろきょろせず姿勢正しく座り、職務経歴書や履歴書などに目を通して、心を落ち着かせて、受け答えの想定をして待ちましょう。
面接室に入室するときのマナー
「人は第一印象が9割」と言われるほどに、はじめての人に会う時の第一印象というのは重要になります。これは、「メラビアンの法則」という心理学の法則としてきちんとした根拠があるのです。
ですので、入室の際のマナーでマイナス評価にならないように細心の注意を払っていきましょう。
入室前のノックは3回
入室の際にするノックの回数は3回です。軽くこぶしを握りゆっくり間を置きながら3回ノックをしましょう。テンポよく早くノックをしてしまうと急かしているような印象を与えてしまうので、意識してゆっくりノックをしましょう。
ノックの後に面接から「お入りください」などと声がかかると、「失礼いたします」とはっきりと伝えてから、入室しましょう。ドアが開いている場合は、部屋の入口の手前で立ち止まってから「失礼いたします」と伝えてから入室をしましょう。
ドアの開け方にもマナーがあるので、普段と同じような開け閉めをしないようにしましょう。
開き戸の場合は、ノブが、右側にある場合は左手で、左側にある場合は右手でつかみましょう。ドアを開けて挨拶をした後は、採用担当者に背中を見せないようにして、先ほどと逆の手でドアを閉めましょう。
引き戸の場合は、取っ手が、右側にある場合は左手で、左側にある場合は右手でつかみましょう。ドアを開けて挨拶した後は、採用担当者に背中を向けないようにして、先ほどと逆の手でドアを閉めましょう。
退室をするときのマナー
面接が終わり部屋から出る際に「本日はお忙しい中、貴重なお時間を頂戴しまして、誠にありがとうございました。」とお礼の言葉を立ち上がる前に行って、お辞儀をしましょう。
お辞儀をしてから、椅子の横に立ち、「ありがとうございました。失礼します。」と伝えてから、一礼しましょう。ドアの手前まで進み、最後にもう一度採用担当者の方を向いて「失礼します。」と伝えてドアを開けて退室しましょう。
部屋から出た後は採用担当者の方を再度振り返り、ゆっくり音を出さないように閉めましょう。
採用担当者がエレベーターまで送ってくれる場合もあります。エレベーターに乗ったら「ありがとうございました」と担当者に向かって伝えて、一礼をしましょう。エレベーターのドアが閉まるまではお辞儀をしておくのがいいでしょう。
退室をしてから、建物を出るまでは気を抜かずに、まだ選考中だという意識を持っておきましょう。建物を出る際に志望企業の社員の方とすれ違うかもしれませんので、退室してすぐに携帯電話を見たり、ネクタイを緩めたりは絶対にせずに、建物から少し離れたところで一息つきましょう。
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