退職

第二新卒が失敗しないための退職の切り出し方の3つのポイント

「退職が決まったけど上司にどう切り出したらいいのだろう」「新卒で入社したお世話になった会社なので言いにくいなあ。」などと、退職が決まっても今の会社に伝えるのはためらいますよね。

しかし、退職の切り出し方も押さえるべきポイントさえ分かっていればスムーズに退職手続きを進めることが出来ます。

退職の切り出し方を勢いでしてしまうと引き止められてしまったり次のキャリアにも影響が出てしまうこともあります。

私は、3年目で退職を申し出た時に一度引き止められてしまい、一社内定を辞退してしまった経験があります。3ヶ月後に退職の切り出し方のポイントを調べてから臨むと無事に成功しました。

そんな私の経験も踏まえながら退職の切り出し方のポイントを説明していきます。

1.上司へ退職の切り出し方

退職が決まれば直属の上司に退職の意志を伝えましょう。

この時に注意しないといけないことが2つあります。

上司より先に同僚に知られてしまうことです

同僚経由であなたが退職をしたいことを上司に先に知られてしまうと、上司のあなたに対する印象が悪くなってしまいます。

退職を判断する権限のある上司に伝えることです。

私が、一度目の退職を申し出た時は、営業課の責任者に伝えたのですが、その人には判断する権限が無かったので支店長に確認すると言われてその場では結論が出なかったです。結果的に、引き止める理由を用意してきた支店長とその責任者と面談をして引き止められてしまいました。

ⅰ何ヶ月前に退職を切り出せばいい?

一般的には退職の1〜2ヶ月前です。

就業規則で各社毎に退職を伝えるルールがありますので、それに従うのが円満な退職に繋がります。

法律上では2週間前に伝えれば問題ありませんが、一般的ではありませんので避けましょう。

ⅱ退職の切り出し方・切り出す時間

出勤した朝一番もしくは終業後の時間にしましょう。

日中の「忙しい」時間に切り出すのは業務に支障が出てしまうので避けましょう。

メールで事前に時間が欲しいということを伝えておくのもいいと思います。

ただし、この時は「お話がある」ということだけを伝えましょう。「退職したい」ということを伝えてしまうと、上司にあなたを引き留める準備をさせてしまいます。さらに適当な理由をつけて時間を作ってくれない可能性もありますので、「お話がある」ということだけを伝えましょう。 

ⅲどのように切り出すべきか

退職したいということをはっきりと伝えましょう。

お世話になった上司に退職することを伝えるのは引け目を感じてしまうこともあると思います。その思いから遠回しな表現になってしまい、退職したいということが曖昧になってしまわないようにしましょう。

退職したいということを伝えれば何日付での退職を希望するかを伝えましょう。先述した通り1~2か月先の日にちでの退職を申し出るといいでしょう。

退職理由は個人的な理由にしましょう。

退職を考えた時点で今の会社に対して不平不満があるとは思います。本当はその不平不満が原因で退職を考えたかもしれませんが、退職理由で会社に対する不平不満を言うのはやめましょう。。

これは転職活動の面接の時も同じです。

私が実際に第二新卒の時に伝えた退職理由は以下のようなものです。

会社や業務内容に対して不満はありませんが、〇〇業務にやりがいや楽しみを感じており、さらに専門的なスキルを身に付けたいために○○専門の会社に転職をします。

退職理由は、不平不満を言うのではなく前向きなものにしましょう。

また転職先については可能な限り伝えないようにしましょう。あることないことを言ってあなたに転職先のネガティブな印象を与えようとしてくることもあります。

2.引き止められても断りましょう

退職を伝えてすんなりと退職を受け入れてくれることは少なく、多くの上司があなたのことを引き留めようとしてきます。

上司が引き止める理由は主に以下のようなものです。

  • 優秀な人材のあなたがいなくなると困るから
  • 退職者を出してしまったという自身の評価のため

おそらく上司は、あなたが希望する部署に異動させてあげる等環境が改善されるようなことを言って引き留めようとしてきます。

その異動話にどれくらいの信憑性があるのでしょうか。あなたを退職から引き留めるために思い付きで言っただけの可能性が高いのではないでしょうか。

また一度退職の意向があることを会社に伝えてしまうとそれ以降会社内での扱いや居心地が悪くなってしまうかもしれません。

退職の意思を伝えるときは、「何を言われても引き止まらない、退職するんだ」という強い決意を持ってから切り出しましょう。

3.退職代行サービスについて

最近よく耳にするようになった「退職代行サービス」について簡単に紹介します。

退職代行サービスがおススメなのはこんな人

「退職の意思を伝えても退職させてくれない」「退職を伝えることが出来ない」「一日でも早く辞めたい」という人のためのサービスです。

退職代行サービスの流れ

  1. 相談(電話やメール)
  2. 正式申し込み
  3. 退職代行サービス担当者とやりとり
  4. 担当者が退職代行手続きを進めてくれる
  5. 退職手続き完了

退職代行サービスの料金

退職代行サービスの料金は、約3~5万円、弁護士事務所に依頼すると5万円以上になることがおおいです。

この金額を高いと思うか適正と思うかはその人のおかれている立場によると思います。

まとめ

退職の切り出し方についてポイントを紹介しました。

退職を切り出すポイントは、

  1. 決定権のある上司に伝える
  2. 退職理由は個人的のことにする
  3. 引き止められても断る

私自身一度退職を伝えましたが、退職するという意思が弱かったので引き止められてしまいました。せっかく頂いた内定を断ってしまい、転職活動の時間が無駄になってしまいました。

どうしても退職したくても退職出来ないのであれば「退職代行サービス」を利用するのもひとつの手だと思います。辞めたいと思った会社に在籍し続けるのはあ、あなたの貴重な20代の時間が無駄に過ぎて行ってしまいます。

みなさんの転職活動が決して無駄なものにならないように退職の切り出しをしてい頂ければと思います。